
Temuを活用した保護猫シェアハウス「NYA_AGO」
■保護猫シェアハウス – 夢を実現させるまで
近年、ペットを飼う人は年々増加傾向にあります。日本ペットフード協会のデータによると1、2024年の日本における犬猫の総飼育数は1595万匹で、15歳以下の子どもの数(1401万人)を上回っています。ペットと暮らせる住宅の需要が高まる一方で、約19.5%の人が「希望エリアにペット可の物件が見つからない」と感じており、ペット可物件の情報が少なく、探すのが難しいという課題も存在します。こうした市場背景の中で、「ペット共生住宅」や「ペット共用スペース」など、ペット関連のビジネスモデルが進化を遂げています。
東京都大田区上池台にあるシェアハウス「NYA_AGO」は、こうした社会の流れを体現する代表的な事例です。この施設は宿泊者を受け入れるだけでなく、保護猫に一時的な住まいと出会いの場を提供します。共用スペースを活かし、都市部で一人では負担しきれないペット飼育のコストや時間の問題を解決することを目指しており、「サステナブル+低資本+高付加価値」の起業スタイルを体現するものです。
このアイデアを実現したのは、起業家の東條裕子さん。彼女の夢は、「100匹の保護猫と暮らせるシェアハウスをつくる」こと。その理念は多くの猫好きの共感を呼んでいます。その中で、Temuのコストパフォーマンスに優れた家具・ペット用品も、この夢をこの実現を支える力となっています。
■東條さんへのインタビュー動画はこちら:
■趣味から愛の輪へ、「ペット共生型企業」の新たなかたち】
東條さんの家族は皆、大の猫好き。彼女自身も生まれたときから猫と暮らし、猫との生活歴は40年以上になります。その愛情と経験で、長年にわたり保護猫のボランティア活動にも積極的に参加。猫の保護活動と愛情は、彼女の人生にとって欠かせないものとなりました。
しかし、大人になってからは仕事と生活の忙しさで、猫とゆっくり過ごす時間が取れず、「猫に寄り添えない寂しさ」が積み重なっていきました。その想いもあり、「シェアハウスをつくる」という新たな発想に至りました。柔軟な暮らし方のアイデアで、人々が猫の“里親”になれる仕組みです。
2019年、東條さんは自身のアパートを改装し、初のシェア民泊をスタート。最初は3匹の猫と暮らす小さなシェアハウスでしたが、現在は大田区内に4軒目を開業、合計13匹の保護猫が各シェアハウスで暮らしています。
「NYA_AGO」では、入居者が快適に宿泊できるのみならず、“ボランティア”として猫の世話や譲渡活動にも関わることも可能です。住まい・癒し・社会貢献が融合したこのモデルは、猫好きの若者たちに強く支持されています。
■起業の裏側:Temuが「保護猫との共生空間」の実現に果たす役割とは?
プロジェクトが拡大する中で、猫の生活環境を守りつつ、経費を抑えることが大きな課題に。民泊運営では猫用品の頻繁な交換や家具の傷みなど、維持費も無視できません。そうした中で、東條さんは友人の紹介で、世界90カ国・地域以上で展開するECプラットフォーム「Temu」と出会いました。Temuはメーカーと消費者を直接つなぐことで、中間コストを削減し、圧倒的な価格優位性を実現しています。起業家にとって、少ない予算でも高品質な物資を揃えやすい頼もしい味方です。
最初は猫用ベッドやキャットタワーの購入から始まりましたが、すぐにその利便性の高さを実感。「Temuの商品はとにかく種類が豊富で、価格も他の半分以下が多いんです。」と、東條さんは話します。
現在では下記の用品をTemuで調達しています:
● 猫ベッド・キャットタワー・おもちゃ(3ヶ月ごとに更新)
● 壁掛けタイプの爪とぎマット(月1回交換)
● 猫砂用お掃除ツール
● 室内装飾用のポスター・ぬいぐるみ・照明
■Temuで購入した猫用ポスターや用品が、シェアハウスの多くを支える
Temuの導入により、初期設備や毎月の運営コストを大幅に削減でき、その分を保護猫活動や新しい施設の開設に充てることが可能になりました。また、デザイン性の高い商品が空間の居心地も向上させ、「猫に快適、人にやさしい」環境づくりにも貢献しています。
今ではNYA_AGOの猫用品の大半がTemuから調達されており、月々の運営コストを約50%削減することに成功しています。
今後もさらに多くの地域に展開を予定しています。全国各地で100匹の保護猫を迎え入れることが東條さんの目標です。また、宿泊事業だけでなく「猫好きコミュニティの拠点」としても発展中で、譲渡会、猫の写真展、猫文化のシェアイベントなども開催されています。「住まい」以上の価値を持つこの空間は、人と動物、人と人とをつなぐ温かい橋渡しの場になっています。
この歩みの中で、Temuは「コスト削減の強い味方」であると同時に、「夢の実現を支えるパートナー」でもあります。
■「愛」と「ビジネス」が掛け合わさることで、可能性は無限に広がる
ペット経済がますます多様化する中、ペット保険や動物病院、ペット共生空間などの新しい形態が次々に登場しています。しかし、本当に心に響く取り組みは、「真の情熱」と「冷静な経営判断」の両立から生まれるものです。
NYA_AGOのお取組みが示すのは、「資金が少なくても、始まりが小さくても、理念と道具があれば、誰でも自分らしい形で起業に挑戦できる」ということ。Temuのようなプラットフォームは、そうした小さな一歩に“土台”と“後押し”を提供し、スピーディーかつ低コストで実現します。
Temuは、こうしたストーリーの中で、目立たずとも心強い「サポーター」になっています。
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